小学生とひとくくりに言っても1年生から6年生までかなりの差があります。すべての学年ですぐに卓球が強くなるかと言うとそうでもありません。
やはり上の学年になればなるほど技術の習得は、早くなるし卓球に関しての頭の使い方も上手になります。
子供の成長には個人差がありその影響は卓球の上達にも影響を及ぼします。
小学生の時卓球があまり成長しない人もいれば急に中学生になってから強くなる人もいます。
指導者や親が小学生の成長をしっかり理解して見守ることも大切です。小学生の時の成長のポイントをまとめてみました。
■目次
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男女でも違う ▶
小学生の時は楽しく ▶
勝ち負けは本人次第 ▶
自分で考える ▶
まとめ ■男女でも違う
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目次にもどる ■小学生の時は楽しく
小学生の時の成長の速度は男女でも違います。比較的男の子の方が成長は遅いと思います。
その為小学生の低学年で男女でも同じようにやっていても女子が卓球の上達が早いと言えます。
女子の方が考える能力の発達が早いと言えます。
男の子は上達が1番見込めるのは上級生になってからです。上級生になると体つきも大きくなり考え方もしっかりしてくるので次第に卓球も上手くなります。
男の子はオリンピックなどトップを目指すのではないのなら小学校高学年から、中学生になってから卓球をはじめても充分に勝つのに間に合うと言っていいと思います。
一方女子の場合は平均的に技術の習得が早いので早く始めたほうが有利です。
中学生から始めた人と小学生から始めた人とでは技術の差がかなり開いてしまっている傾向があります。
これはすべての全国の統計をとっている訳ではありませんが、今までたくさんの選手を見てきた結果このような傾向が見えてきました。
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■勝ち負けは本人次第
小学生のうちから指導者などがあまりに勝ち負けにこだわってしまうと、成長の遅い小学生はかなりの練習量を必要としてしまいます。
卓球の場合、対戦相手の区切りがない為早い段階から中学生、高校生、一般と試合をする機会があります。
勝ちにこだわると小学生のうちから高校生なみの練習を毎日しないといけなくなります。
指導者の目標が小学生に勝つだけでなく中学生、高校生に勝つとなるの本人の勝ち負けよりも勝たなければいけないと思うようになりプレッシャーはかなりの負担になります。
実際に毎日3時間4時間練習している小学生も珍しくはなく本人が勝ちたいから練習している人もいれば、練習をやらされている小学生もいます。
やはり後々伸びる選手は自分で勝ち負けが分かり自分が勝ちたいから練習に取り組む選手です。
小学生の成長に合わずに
練習をやらされている選手は目標を見失ってしまいます。
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目次にもどる■自分で考える
本当に勝ち負けにこだわって練習に取り組むのは中学生からでも遅くはありません。本人が本当に勝ちたくて厳しい練習に取り組むことができれば、勝つチャンスはいくらでもあります。
ただ小学生のまだ成長が不十分なうちから練習をやらされすぎると精神的に卓球を嫌いになってしまう可能性があります。
卓球は個人競技であり自分で考えてプレーしていかなくてはいけません。それを小学生のうちか自分で考えさせて練習させることが良い練習と言えます。
やらされる練習ではたしかに小学生のうちは強くなるかもしれませんが、考える力が育ちません。
自分で考えさせて練習を行えば、なかなか強くなりませんが、考える力はつきます。小学生の成長に合わせて考える力を養うことができれば、中学生になっても高校生になっても考える力は衰えません。
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目次にもどる■まとめ
小学生の成長はやはり小学生並みのスピードで成長していきます。それに合わせて卓球も徐々に上手になります。
最初から焦ってしまってかなり練習量を増やしても小学生にとってはやらされているだけの練習になってしまいます。
小学生は小学生に合わせた練習の仕方をして勝ち負けよりも卓球を楽しむことも大切です。
卓球が楽しければ成長とともに技術もみるみるうちに伸びていくので肝心なのは焦らずにゆっくり上手になることを見守ることです。
そうすれば気づけば強い選手に成長します。小学生のうちはなかなか難しく結果が結び付かないのでそれを考えて練習していきましょう。
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