病院の経営もますます厳しくなっていくなかで、まず考えられるのは医療点数の算定漏れをなくすということです。
高い点数でしっかり算定してほしい救急医療加算についてまとめてみました。この点数をしっかり算定することで病院の利益もだいぶ変わってきますので算定漏れのないようにしましょう。
■目次
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救急医療加算とは ▶
対象疾患は多い ▶
年間の利益 ▶
救急医療加算2 ▶
まとめ ■救急医療加算とは
救急医療管理加算とは救急患者を受け入れた際に初期の状態が上記の状態
であれば7日間算定できるものです。
救急医療管理加算1は1日900点算定できます。7日間算定できるので6300点算定できることになります。
これはとても大きな点数です。救急患者を受け入れた場合は入院基本料とは別に点数がとれるので算定漏れはとても大きな点数になります。
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目次にもどる ■対象疾患は多い
対象疾患は心疾患や呼吸器疾患、意識障害、破傷風や炎症、肝不全、腎不全、糖尿病、脱水、消化管出血など重症で入院した患者に対して算定できます。
患者1人1人に当てはめると対象になる人は結構多いので必ず算定しましょう。
上記の疾患で重篤な場合算定できますが、ほとんどの人が入院を必要とする重篤な人なので、必ず7日間算定することを心がけましょう。
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目次にもどる■年間の利益
1人につき救急医療管理加算1は7日間で6300点です。月にこういった対象の患者さんが100人入院した場合、630万円の利益が上がります。
年間にすると7560万円の利益になります。病院の経営を考えた場合、救急医療管理加算は
絶対に算定しなければいけない点数になります。
年間でこれだけの利益になる点数は他にはありません。救急医療管理加算は最重要な点数と言えます。
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目次にもどる■救急医療管理加算2
救急医療管理加算2は上記の疾患に準ずるときに算定できますが、実際は救急医療管理加算1が明確な対象疾患が分かるので算定しやすいです。
救急医療管理加算2のほうが300点と低いですが、対象疾患が明確にされていないので算定しにくいと思います。
現状では救急医療管理加算1が重篤と判断されない場合は救急医療管理加算2に査定される場合があるようです。
救急医療管理加算2は300点になってしまうのでやはり算定する時は救急医療管理加算1を目指して算定したほうが利益に繋がります。
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目次にもどる■まとめ
救急医療管理加算は入院の必要な重篤な患者に対して算定できるようになっています。
余程の軽傷な患者を除き対象疾患の患者はほとんど算定できるので、算定漏れをしてしまうと病院の経営に大打撃です。
逆に算定漏れをなくすことで増収を見込めるので、救急医療管理加算の対象疾患は常に頭に入れておき必ず算定するようにしましょう。
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