平成30年は診療報酬改定の年です。早い段階から準備が必要です。その中でもデータ提出加算のデータの作りかたを紹介します。
データの作成から提出までの説明を見てもよくわからなくてちんぷんかんぷんな部分がたくさんあります。
いざ作成をして提出してみると全然難しくなく、とても簡単です。
今後施設基準に含まれていない回復期リハビリ病棟や療養病棟の施設基準にデータ提出加算が含まれてしまえばデータを出さなければなりません。
ハードルはそんなに高くはありませんのでデータ提出加算の届け出を行いましょう。
データ提出加算を算定するにあたり準備しておかなくてはいけないのは
診療録管理体制加算の施設基準を満たすことです
中央病歴管理室設置
カルテの整理整頓
疾病ごとに患者を抽出可能
インフォームド・コンセント
カルテ貸出規定
月1回診療録に関しての委員会を開催
退院サマリを全患者作成
専従の事務員か診療情報管理士
などです。すでに電子カルテを入れている所は疾病ごとの患者の抽出は簡単にパソコンでできるので大丈夫です。また医事会計コンピュータ(レセコン)があれば疾病の統計などはとれるとおもいます。
中央病歴管理室も広さに基準はないので空いている部屋にパソコンやカルテをおけるスペースがあれば大丈夫です。
人員も事務員でも覚えれは医事会計より全然仕事が楽なので、大丈夫だと思います。
施設の基準を満たせばあとはデータをしっかり作って提出するだけです
データの種類は
様式1
EFファイル
様式3
Hファイル
様式4
Dファイル(DPC病院)
ここでは省略
最初に届出様式を提出してから仮データを作成します。
4月から始めるのでしたら3ヶ月間がひとつのデータになります。
4月5月6月を7月に提出
合格したらその後の3ヶ月ごとにデータを提出していくだけです。
上記のファイルはいろいろありますが分かりやすく簡潔に説明したいとおもいます。
■目次
▶
様式1 ▶
EFファイル ▶
様式3 ▶
Hファイル ▶
様式4 ■様式1
様式1は主治医意見書などと同じで患者の状態をノートパソコンなどで打ち込む作業です。
様式はダウンロードできます。(届出が受理されたら)
基本事項を入力や転棟入力、重症度分類などを退院、退棟患者ごとに一人
一人入力していきます。
入力はいたって簡単ですが、マニュアルがありますのでそれ通りに入力すれば大丈夫です。
▶
目次にもどる ■EFファイル
EFファイルは特に何もすることはありません。レセプトコンビュータからレセプトを出力するのと同じです。
レセプトコンピュータからEファイルFファイルという名前でUSBなどに出力して別のパソコンに統合ソフトというソフトをダウンロードしてそのソフトでEFファイルとして作ります。
1ヶ月単位で出力してだします。
▶
目次にもどる■様式3
様式3は病院の届け出をしている病棟や加算点数、救急医療管理加算などを算定しているかエクセル様式にチェックをつけるだけです。
こちらもダウンロードしてそれにチェックを入れるだけです。
▶
目次にもどる■Hファイル
Hファイルはこれもエクセル形式のチェックで患者ごとの看護必要度を入力するのみとなります。
普段から看護必要度はチェックしているのでスムーズに入力できるとおもいます。
▶
目次にもどる■様式4
様式4はレセプトコンピュータに入っている自賠責保険、労災保険、自費診療などの情報を出力します。
様式4もEFファイルをレセプトコンピュータから移す時に一緒に出力できるのでまったく問題ないとおもいます。
▶
目次にもどるファイルはそれぞれ1つのパソコンに集約して統合ソフトで1つのファイルとして出力してCDに入れて提出となります。
ほとんどの入力作業は様式1が主な入力になります。あとはそれほど手間はかかりません。
最初はとても難しくみえますがすぐ慣れるとおもいます。
今後点数の高い施設基準を取ろうとした時はデータ提出が必要になると思います。
考えるよりまず挑戦してみた方が早いと思います。
- 関連記事
-
コメント