介護疲れ 介護に疲れた時はどうする?
少子高齢化になりますます家での介護に携わる人達は増えています。
介護に携わるとき気を付けなければいけないのは一人で抱え込んでしまい自分の人生までも犠牲にしてしまうことです。
責任感の強いひとなどは親の面倒を最後まできっちりみなくてはいけないと考えます。それが自分にできる最後の親孝行で、しっかり最後まで面倒をみることによって悔いが残らないように看取れると思ってしまいがちです。
しかしここに大きな落し穴が存在します。一度介護をしてしまうと出口のないトンネルに入ったようにいつ終わりがくるかわかりません。
75歳で要介護状態になり
もしそのまま95歳まで生き続ければ20年間は介護につきっきりになる可能性はあります。
最初の1年2年はいいかもしれません。年を重ねるごとに介護度は上がっていき介護に従事する時間もどんどん増えてきます。
そして自分の人生までも
犠牲にして介護に従事してしまうと自分が何の為に生きているのかさえわからなくなってきます。
介護が辛くなる前に制度をうまく使って生きがいのある人生を送りながら介護をしまししょう。
今介護保険制度の中にはレスパイトケアという言葉が頻繁にでてきます。
このレスパイトケアという言葉は介護負担の軽減の意味になります。
ケアマネージャーが介護サービスの計画を立てるときに、要介護者だけでなく、介護をおこなっている側の介護負担の軽減も視野に入れて計画を立てましょうというのが定着しています。
ですので一人で抱え込まずに逆に正直に大変な時はちゃんと大変ですと言える心構えが必要です。
このレスパイトケアでは介護負担の軽減をする為にさまざまなケースに対応していけるようになっています。
冠婚葬祭はもちろんのこと旅行や娯楽など自分の都合でもこのレスパイトケアという視点で幅広くサービスを利用することができます。
サービスは日頃から介護負担が生じている場合は日中デイサービスを週に数回利用してもらい日中に時間がとれるように計画を立てます。
日中に自由に行動ができるようになるので、介護から少し離れることができます。
さらに介護負担が重い場合は泊まりのサービスもあります。また旅行や娯楽で家を明ける場合も、
短期入所サービスがあります。短期入所サービスは事前に計画を立てることで、数日間入所できる仕組みになっていますのでそのような制度も利用を考えてみても良いと思います。
介護保険を利用できるサービスはこの他にもたくさんあります。しかし一般の方にはなかなか種類や、制度の仕組みが複雑でわかりづらいので、
ケアマネージャーに相談するのが一番です。近くの居宅介護支援事業所や地域包括支援センターなど相談の窓口になっていますので、気軽に相談することが第一歩になります。けっして一人で抱え込まないようにしましょう。
- 関連記事
-
コメント