診療情報管理士とはあまり聞きなれない仕事です。事務系の仕事でも特殊な仕事をおこないますので紹介します。
■目次
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仕事概要 ▶
データ提出 ▶
委員会 ▶
疾病統計 ▶
まとめ ■仕事概要
仕事はカルテ管理や患者への情報提供、インフォームド・コンセント医師の説明と同意を行うさいの情報の開示、厚生労働省へのデータ提出、
診療録に関しての仕事が主な仕事になります。
また癌患者などの疾病別にいつでも抽出できる体制を要していなければいけません。いつどのような疾患で入院した患者が何いるかなど瞬時に探しだす能力も必要になります
患者に情報提供をおこなうさいは、日本医師会の診療情報の提供に関する指針をもとに組織を作り上げていく必要があります。
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目次にもどる ■データ提出
データ提出というのは、患者の情報すべてを入力して厚生労働省に提出する仕事になります。
診療情報管理士の仕事は主にこの仕事が中心であると言っても過言ではありません。
データ作成の項目はたくさんあり、どこの施設から入院してきて、退院はどこに戻ったか、病名に対する重症度分類、
カルテ情報、患者の匿名での病名から病状や状態を入力してしていきます
慣れてくればそんなに難しくはありませんが、しっかりデータを作って期日までに出すことが必要です。
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目次にもどる■委員会
月に1回診療録管理委員会を開催しないといけません。資料は診療録に関しての資料や前月の入院患者の統計てあったり、カルテ管理に問題はないかなどです。
また年に2回は病名が適切につけられているか、
病名のコーディングに関する委員会なども開催することが義務付けられています。
適切に診療録を記載して誰がみても情報を読み取れるようにすれば良いのです。それには委員会で話合いながら少しづ改良していき、情報を共有化できるようにすることが大切です
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目次にもどる■疾病統計
疾病統計はカルテを1つ1つみていては、到底時間は足りません。今は電子カルテや医事会計システムが導入されているので、統計業務をおこなうにはパソコンから統計業務ができる知識が必要になります。
厚生局による監査でも、何年から何年までの癌患者を調べてくださいなどの質問を受けます。
そんな時でもすぐ統計を出せる体制にしておかなくてはいけません。
監査などでできないと多額の返還請求を要求される場合があるので、日頃からいつでも出せる準備が必要です。
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目次にもどる■まとめ
診療情報管理士の仕事は病院の表向きにはあまり知らされていない職業ではありますが、国が診療報酬改定などに必要な情報を提出するという重要な仕事です。今後どの病院でも必要な人材として働く機会が増えていくと思います。
またいつでも患者の為に情報を開示できる体制を整えることで医療の質の向上を計れると思います。
病院の仕事の縁の下の力持ちになれるような職業です。資格の取得もできる事務となります。そんなにまだ多くはないので、今がチャンスかもしれません
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